ドイツ・ブレーメン- Media OutReach -2019年11月27日 - Teledyne e2vは本日、参加中の「Space Tech Expo Europe 2019」において、同社のデジタル-アナログ・コンバータEV12DS480(DAC)が放射線試験を経て、宇宙機器への使用が承認されたことを発表しました。12ビット8GSpsのDACであるEV12DS48は、宇宙機器システム用にNASAグレード1をはじめさまざまな信頼性等級で提供できるよう設計されており、今回の試験の結果、宇宙用途製品として使用できることが示されました。EV12DS48は新たなDAC製品としてアナログ帯域幅を7GHz以上に拡張し、Kバンド(26.5GHz)までのマルチバンドのダイレクト・デジタル・シンセシス(DDS)を可能にします。

 

トータル・イオン・ドーズ(TID)および重イオン(HI)の測定を含めて実施された一連の試験によって、EV12DS48は過酷な宇宙環境において性能を発揮できることが示されました。TIDテストによって機能性と被試験機器(DUT)の性能パラメータの変動の評価が行われました。重イオン照射試験は放射線効果施設(RADEF)で実施され、原子力および加速器ベース技術に関する応用研究に特化して行われました。HI試験ではシングル・イベント・ラッチアップ(SEL)と、シングル・イベント・アップセット(SEU)、シングル・イベント・ファンクショナル・インタラプト(SEFI)、シングル・イベント・トランジェント(SET)を含めたシングル・イベント効果(SEE)の評価を行います。これらはいずれも継続性を確保し、変動を最小化する上で重要な試験です。

 

Teledyne e2vのシニア・アプリケーションエンジニアであるロメイン・ピラード(Romain Pilard)は次のように述べています。「複数のEV12DS480 DACデバイスの試験は現在も線量率10 mrad/sで継続しており、100krad(Si) までに機能不全もしくはパラメータドリフトを起こしたデバイスはありません。Teledyne e2vでは目標とする蓄積線量150 krad(Si)まで試験を継続する計画です。」

 

Teledyne e2vが重イオン照射試験で得た結果は以下のとおりです。

  • 60 MeV.cm²/mgの傾斜なしのLET照射でSELは検出されませんでした。
  • 3.6 MeV.cm²/mg から69.3 MeV.cm²/mgまでの照射中、SETが観測されました。
  • 3.6 MeV.cm²/mg から69.3 MeV.cm²/mgまでの照射中、SEFIが観測されましたが、これらのSEFIはすべて、ソフトウェアによるDACレジスタの再構成によって対応することができました(RESETやパワーアップ回路は不要)。

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