• 資本設備・機械、ハイテク製品、化学品・製品の航空輸出は成長の兆し
  • 2019年6月から8月にかけて、航空と海上貿易の成長は横ばいの見通し

 

東京 - Media OutReach - 201978 - DHLグローバル・トレード・バロメーター(「GTB」または「本バロメーター」)の報告書では、日本の貿易は翌四半期に2015年以来初めて停滞する見通しです。このDHLグローバル・トレード・バロメーター(人工知能、ビッグデータを駆使することにより算定される国際貿易成長に対する早期指標)では、20196月から8月にかけて、日本の貿易成長率の低下傾向が加速し、総合指数は7ポイント下げ50ポイントを記録する見通しを示しています。[1]



 

「日本は進行中の米国と中国の貿易摩擦の両方に晒されており、自国の貿易見通しに大きな打撃を受けているように見受けられます。5月に中国向け輸出が10%減少し、予想外の伸びを示した4月から輸入が減少したため、全体の輸出は8%近く減少しています。」と、DHLグローバルフォワーディングジャパン株式会社の代表取締役社長および北アジア南太平洋地区CEOのチャールス カウフマンは述べています。「国際貿易情勢の不安定と不確実性が継続していることに加え、米中対立の関税措置にも間接的に晒されていることから、日本の主要製造業は以前にも増してより一層慎重な姿勢を示しています。」

 

航空・海上輸送量はいずれもほぼゼロ成長に減速する見通しです。航空輸出では資本設備・機械、ハイテク製品、化学品・製品および機械部品、海上輸出では工業原料、陸上車・部品が大きく増加するにとどまると予想されます。[2] 航空輸入の減少により、航空貿易全体の見通しは11ポイント低下して50ポイントを記録するものの、航空輸出は比較的堅調を維持します。一方、海上貿易は49ポイントとなり、縮小する見通しです。

 

最新結果は貿易戦争の負の影響を示す

2018年の開始以来初めて、本バロメーターの結果は、20198月までの第3四半期に国際貿易が微減し、世界全体の貿易見通しはわずか48ポイントに低下すると予測しています。

 

DHL Global Forwarding, FreightCEOであるティム シャーワットは、最新の予測について、次のように述べています。「米中関係の緊張が高まる中、2019年第3四半期の国際貿易見通しがやや悲観的であったことは、驚くに値しません。最新のGTBでは、貿易摩擦が勝者を生み出さない理由を明確に示しています。それにもかかわらず、ドイツなど一部の主要国では、引き続き貿易でプラス成長を続けています。そのため、国際貿易は依然としてプラス成長となっています。当社では、2019年は全体的にはプラス成長ではあるものの、貿易の成長は鈍化する年になるとの当初の見通しに確信を持っています。」

 

米中間で続く貿易摩擦は貿易量の減少に大きく寄与しており、本バロメーターの調査対象となった全ての国のうち、米中両国の貿易見通しは、米国-11ポイント、中国-7ポイントと最大の下げ幅を記録しています。

 

シャーワットは次のように付け加えます。「GTBは経済動向を早期に予測するための有用なツールです。当社では予測される進展に取り組む準備が整っています。当社は事業部門の構造やポートフォリオ、さらにグローバルな事業活動によって、社内における経済効果のバランスを取り、国際貿易が変化する中、柔軟に対応することができます。」



[1] DHLグローバル・トレード・バロメーターの方法論では、基準値を50として、50ポイントを超える指標値をプラス成長、50ポイント未満をマイナス成長としています。

[2] 日本における航空、海上貨物や主要セクターの詳細についてはこちらをご参照ください。

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